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僕と私とストライクウィッチーズ

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これは、ひとつの世界に恋をし、心酔し、愛した一人の男の物語。

(脳内でグレンラガンのアバンを曲を流しましょう)

週1更新のつもりでやると月1更新になるので週3更新のつもりでやって週1更新を維持してるときーです。

とあるはてな匿名ブログで似たようなというか、僕の思っている事98%一緒の人物がいます。僕と彼の違いは残りの2%。折れた心を修復してほしいという希望があるかどうか。

便宜的にはワールドウィッチーズとした方が賢明なのかもしれないが、僕の中では最初から最後まで「ストライクウィッチーズの中の世界」なのでこのようにさせていただきます。

記事の下書きをして翌日見直したら

とんでもなく気持ち悪いメンヘラMAXなことを書いていたので

基本的にブラウザバック推奨。

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早速懐古になるが、あのころは凄く充実していた時期だったと思う。

当時中学生だった僕はサクラ大戦から始まり、次第にオタク世界へと惹かれて行っていた。

そしてほぼ同時期、僕の地元は大阪の東南部で、結構治安の悪い地域だったこともあって昔馴染み、何人かの親しい友人が不良になっていった。

暴行、窃盗、その他正直ココでは書けないような事もあった。

そしてそれは自分も足を踏み入れる世界でもあった。

思春期特有の不良への憧れ。

当時まだ市民権を得ていなかったオタク文化と、社会からは淘汰されるべき不良文化。

夜遊びをしてても「アニメ見たいから帰るわ!」

といったことや

「バイクの塗装リリカルなのはカラーにしたいねんけどどう思う?」

むちゃくちゃである。

自分でも自分が気持ち悪かったと覚えているのが面白い。

どっちかにしろよって自分でも思っていたぐらい。

当時の世相ではほぼ二律背反と言っても差し支えのない二つの物事に興味を示していた僕だったが、

中学を卒業するとともに、世の中は喧嘩が強い奴より頭が良い奴、金を持っている奴がモテるということに気付き、不良のダサさに気付くことで次第にオタク文化へと傾倒していく事になる。

付き合う人種が変わっていったからかもしれないが、ヤンチャな事はきっぱりとやめて、完全にオタク趣味に舵を切り始めた。

その当時好きだった声優が門脇舞以さん。今では結婚して2児の母でもあります。

門脇さんの出るアニメ、ゲームは追うし、大阪でイベントが開催されればほぼ必ず行っていた。東京でのイベントはたまに。

そもそも当時、アニメのリアルイベントというのが今と比べるとそこまで多くなかった。

そんな中2008年7月

僕の中で転機とも呼べる作品が登場した。

それがストライクウィッチーズである。

登場人物全員がケモミミを生やし、パンツ丸出し、銃火器を携えてアトムの足のようなものを履いて空を飛び敵と戦う。

冷静にまとめると設定盛りすぎ迷子になりすぎである。

パンツじゃないから恥ずかしくないもん!とは言うが、どう見てもパンツである。名称の問題だろう。

何かとパンツがアップになるカメラワーク、脚を見ろと言わんばかりのコンテの切り方。萌え豚御用達と言われても何も反論できない。

でも、その突拍子なデザイン・世界観からは想像もつかないほど作画は安定していたし、なによりその物語に面白いと感じてしまった。

ストライクウィッチーズ以上に面白い物語は山ほどある。それこそ沢山体験してきたが、ここまで色物のビジュアルである程度の面白さがあるのは新鮮だった。

そして、アニメが放送された2008年よりずっと前から様々な企画があり、

アニメで描かれている物語の背景には莫大な情報量を内包した果てしなく広い世界が広がっているのを知った時、もう既に深みにはまっていた。

DVDを買った。

CDも買った。

コミカライズも買った。

ライトノベルも買った。

月日は流れBDも買った。勿論複数枚。

雑誌も買った。

一番くじはコンビニを2件壊滅させた。

ラジオも聞いた。

大阪住だったがイベントにも積極的に赴いた。

STG専用機だったXBOXを引っ張り出してゲームも買った。

得点目当てで映画の前売り券を40枚も買ってしまったので全部消化した。

ストライクウィッチーズを通しての友人も沢山出来た。

生活の全てがストライクウィッチーズを中心に回っていて、とても充実した毎日だった。

自分が金を落とし続けることによって、コンテンツが繁栄することを心の底から祈っていた。

自分の力だけではどうにもならないのは当然理解しているし、クリエイターに回るお金はちっぽけということもわかっていたが、

利益が生まれるコンテンツと認識してもらえればストライクウィッチーズに関わる全ての人に仕事が与えられるという自己満足。次に繋がるという自己満足。

そんな中で月日は否が応でも経つもので、自分も社会人に。

何か新しいものにハマる事もあった。PSO2やパズドラもその一つだが、ストライクウィッチーズのような情熱は無かったと思う。

熱が冷める様子もない。

諸事情で上京することになり、仕事の時間が圧倒的に増えたがさして問題ではないし、むしろイベントに行きやすいチャンスだと考える心酔っぷりである。

その頃からは段々と公式からの情報が小出しになっていた。

コンテンツの消費が早い近年のアニメ事情であるが、長生きするかどうかは安定して定期的に新情報を供給する事だと自分の中で理解していた。アイドルマスターがそうだから。

そういう考えを持つ事によって情報を小出しにすることにもなんの批判も湧かなかったし、自分はいつまでも待つという心意気でいた。

心の底では当然、固定購入層がある程度居てて成功は見込めるのになんでだろうという思いが無かったでもないが。

今考えると延命していたような気もするが、それでも熱は冷めなかった。

そして、イベントで別部隊である

ブレイブウィッチーズ

の制作が発表され、心の底から喜んだ。

あの時は本当にうれしかったし、登場人物は違うものの、同じ世界観を共有した作品であることに変わりはないのだから、実質3期みたいなもんだろうと。

502がアニメ化されたということは今後503、504と続いていくことへの期待も同時に膨らんでいった。

仕事が忙しくプライベートの時間もなかなか取れなかったので先行上映会は見送ったが、ネタバレとなる情報をシャットアウトしアニメの放送日を今か今かと待ち続けていた。

そんな遠足前の小学生のような期待感で数日を過ごし、2期放送から6年、劇場版放送からは約4年半

アニメ「ブレイブウィッチーズ」

第一話が放送された。

公式からの事前情報である程度理解はしていたが、1話は主人公に据えられた完全新規キャラクターがメインで、自分が元々知っていた502部隊の登場人物はほとんど出てこなかった。

それでもストライクウィッチーズの裏で動いている世界の一部を映像として見れたのが心から嬉しかったし、涙も流した。

録画を何度も見返し、これからの話の展開はどうなるんだろうとワクワクして1週間を過ごした。

第2話放送、ユーザーの心を繋ぎ止めるためには大きな展開かそれに準ずる何かを用意しなければならないが、ストライクウィッチーズシリーズお得意の戦闘シーンをお披露目というわけだ。

そこで僕の心境は大きな変化を迎えることになる。

テレビに映っていたのは引きのカメラから、粘土で作られたような稚拙な3Dモデルとなったキャラ小バエのように画面を飛び回る映像だった。

重厚感のあった艦船は細かさを省略した書き割り、ハリボテとなり、

時に激しい戦いを想起させる荒々しい海

時に一点の曇りもない空を反映した光の描写が美しい海

そんな様々な顔を見せてくれていた海は、水色のペイントで塗りつぶしただけの代物に成り下がっていた。

見せられていたのは、一つの作品が死んでいく様だった。

やりようのない思いをどこにぶつければいいのかわからなくなり、3話とそれ以降をただ待つ事しかできなかった。

熱が冷めていたのをはっきりと覚えている。

しかしながら、僕は元来何かと見栄を張りがちな性分だったので表面上はハマっているポーズを取っていた。

自分はこうあるべき、という姿がストライクウィッチーズに夢中になっている姿だと、心の底で思っていたのかもしれない。

外に見せる自分はそんなことではへこたれなかったが、本当の自分は興味の9割を失なっていた。

そして、もやもやが解決する事もなくアニメの放送が終了し、数週間経ったとある日曜日、究極的に暇だったこともありアニメ1期、2期、劇場版を全て見返すと、確かに面白かった。

なぜ面白いと感じたのか?

それは「臨場感」だった。

そこで気付く。

ストライクウィッチーズの作画は良いものと勝手に想像していたからこそ、落差を見せつけられた時の反動はこんなにもあるんだと。

股間アップのカメラも、股の間を通る舐めるようなカメラワークも、全て迫力や臨場感を出すためのものだったんだな。

とここでやっと理解する。

理解したと同時に、それだけの理由で熱が冷めてしまった自分の姿を哀れに思った。

BDが発売され、修正が入っているかと期待したが、某人が書いたように絵コンテから切りなおすことはなく、「作画」の部分やCGのキャラクター造形が良くなっただけで、臨場感のあるカメラワークは一切無かった。

そこで確信した。

「別に自分はあのアングル目的でストライクウィッチーズを見てたわけでは無い。ないのだが、それがなくなることで映像が劣化するのであれば、それはもうストライクウィッチーズではない」

と。

もうこの作品はだめだ。死ぬのだ。

癌が末期まで進行している。

自分の中で何かが崩れて行く音が聞こえたが止められなかった。

ヤマグチノボル先生が亡くなっていらん子中隊の続編が絶望的になった時も

キミと絆のカタチや皇国の魔女等のコミカライズが打ち切りになった時も折れなかった心がこうもあっさり折れるのは自分でも想定外で

これはただ単に思いが足りなかったとかそういう次元の話では無くて、ピーターアーツはk-1最強だったけど拳銃で心臓打たれればそりゃ死ぬぜって話で、思わぬところからの鈍器で殴られればそりゃ折れるさ。

その後は2巻以降のBDはキャンセルしたし、イベントも当選していたが行かなかった。

熱が冷めて行った中、ネットサーフィンをしているととある読み物を見つけた。

とあるアニメーターさんの話。

GONZO、AIC、SILVERLINKと制作が変わっていく中で

、当時の制作会社SILVERLINKのメカニックデザイン、作画を担当していた僕が好きなアニメーターの1人である寺尾洋之さんへの報酬未払い問題。

その読み物の中で、彼が新房昭之から一目置かれるアニメーターとなっていたという事も知って2つの安心があった。

1つ目は、僕の好きだった作品の主要スタッフの1人は、あの新房監督に見初められたのだと。

そして、2つ目は寺尾さんが制作から抜けているという事実。才能のある人間を腐った現場に置いておくのは業界の損失となるので。

高村監督ガイナックスに在籍していた当時から、庵野吉成から作画への熱い思いを評価されていた人物だったから彼ではないと思う。

制作会社が変わる中で主要スタッフは変わらなかったことから、SILVERLINKの人間か角川の人間か。

力のあるアニメーターを失い作画の維持が困難になり、逃げの稚拙なCG、逃げの引き絵コンテ

恐らく寺尾さん以外にも様々なスタッフが降りていると思う。スタッフロールをそれなりに見たが、頻繁に見ていた名前が無くなっているのも確認している。

自分がお金を落としたところで、スタッフには届かないとわかった時、

あれだけ信奉していた制作陣営に対して、負の感情しか浮かんでこない。

長い準備期間、人気作の続編で固定層がいるので予算も回せる、パチマネーもある。

それでここまで酷くなる作品があるのか。

働かない連中が金を吸い上げている。

ただ作画が悪いからとファンを辞めるなんてファン失格だと言う人がいるかもしれないが、当たり前だからこそそれが重要なファクターとなっていた

でも僕はそれが許せなかったし、制作指揮を取っていた人物を恨んでいると思う。あの世界を壊した犯人を。

少女たちの翼を、魔法を奪った張本人を。

さようなら、僕の愛した世界。君はこれから徐々に小さくなり、いつか死んでいくのだろう。

楽しい時間をありがとう。楽しい9年間をありがとう。

最後のファンでありたいと思い、最後のファンでいるものだと思っていたが、それは僕の思い過ごしだったみたいです。

君が死んでいくとき、力を貸すことが出来てごめんなさい。寄り添ってあげられなくてごめんなさい。

では。

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